すきかって。

自由気ままに思うままに書くブログ。

いいこと尽くしの毎日に完敗。

 

昨日ぶりですね。

素早い更新でびっくりする方も多いかと思います。私もびっくりしています、夜中の投稿のいかに誤字脱字の多いことかを。直すのは気分が乗ってからにします…面倒くさがりで申し訳ない。

で、この度お話ししたいのが、以下のお話し。

 

(※一部ネタバレ注意!!)

comic.pixiv.net

 

①永田カビさん『一人交換日記』(Pixivコミック)

 面白い(興味深い)レベル:★★★★☆

 彼女を知るきっかけとなった作品は、『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』。確かツイッターピクシブでかなり話題となっていた(ような気がする…記憶が曖昧で申し訳ない…)&タイトルそのものに惹かれたので、「よし読んでみよう」と手に取ったんですよね。結構遠い記憶だな…懐かしいや。

 で、読後感が(私的には)最高でした。「ああ、考えさせられるなあ」という感じ。

 こういう作品が、もっと作られてほしいなと思います。人の想像力だとかを刺激するような物語。「スカッとするね!!はい終わり!!」的なストーリーを好む方もいますし、かく言う私も時折「何も考えずに楽しみたいでGOZARU…🐵」となる時もありますが、基本的に触発してくれる系の方が読んでいて楽しい。だって、自分で新しい物語を作るきっかけになるし、自分の生活でも学びとして活かすことができるから。私が小説をたくさん読むようなになったきっかけも、この両者、特に後者が理由です。

 本を好きな人、物語が好きな人っていうのは、自分の知らない世界だとか知識だとか知恵を強く求めている傾向にあるような気がします。何か自分の日常を楽しく、穏やかにしてくれる知識を求め、時には安らぎを求めて、本を読む。本というのは謂わば「助っ人」なのかもしれません。その一方で、本を読まない方々というのは、日常生活が割合充実している。私の周囲でも”リア充”と呼ばれている人々は、(少年漫画系のコミックは読んでいる人も一部いますが、)あまり本を読んでいません。要は、自分自身の人間関係の中で、すでに学びを得ているか、小難しく気取った学びなんてものがなくとも難なく楽しく過ごせてしまうのではないでしょうか。どこでもソコソコとまどってしまう私からすると、うらやましいです。

 で、そんな風に「学びがほしいなあ」と思って本を読んでいる方々の中でも、すこーし物事を深く突き詰めて考えがちな方になんかは共感したり、感動したりして、読んでいけちゃうのが『一人交換日記』。

 

 (※以下、特にネタバレあり!!要注意!!)

 簡単な解説を私風にさせていただきたいと思います。では以下をどうぞ。

~作品解説~

 寂しさが限界突破した末に行った”レズビアン風俗のレポ漫画”の作者・永田カビ氏。今作はエッセイ漫画家として、彼女の布団にくるまって泣きじゃくるほど、寂しくて切ない、実家にまつわる葛藤の日々を赤裸々に描く。

 

 という感じの、永田さんご自身の悩みごとに満ちた日々を描いていらっしゃいます。

 で、その中でも、私の場合は、特に第5話が衝撃でした。

「思うんですけど、『幸せ』って要するに、『今、この世にある不幸を無いものにすること』ですよね。」

 「えっ!?!?! あっ、そうなの!? あっ、そうか!! そうだね!?」

 これは、私にとって最近知った最大の学びです。「なんとなく分かっていたのに、無意識に、もしくは意識的に見ないふりをしていた現実」のような気もします。こういう風に、自分を見つめなおしたことがなかったので新鮮でした。そして、

 「両親の犠牲のうえに、子どもの幸せが成り立っている。」

 この言葉の意味を改めてしっかりと理解できました。なんてったって、私は両親に死ぬほど迷惑をかけて、進学と就活をしてきた身なのですから。なまけ癖の強い私に、この教訓がどれだけ影響を与えるのかはわかりません。しかも永田さんのいう意味とは結構ずれているでしょう、けれども、いい教訓として私の心にしっかり残るだろうことは間違いありません。永田さんに、心の底から感謝致します。

 ちなみに、私と私の母の「幸せ」の定義は、「不幸せな出来事とないまぜになった状態だからこそ、より一層際立つ楽しいこと、嬉しいこと」です。なんだか永田さんとは真逆的な発想ですね。この差は、おそらく、自分と周囲の関係を「重要な人間関係」「そうでもない人間関係」に(かつては無意識のうちに)振り分けて選別を行ったうえで交際する私たちは、「重要な人間関係」での葛藤や悩みなども交えて、人と関わる楽しさと嬉しさにのみ注目していることに起因しているのかもしれません。永田さんの場合は、全く知り合いでもない人々との間にも思いをはせている。なんだか自分の対人感覚がとてつもなく冷たいようにも思えますが、如何せん器用ではないので、こうやって人間関係を含むすべての物事の良し悪しをしっかり見定めたうえで、集中度を変えずにはいれないのです。大事だと思う人とは長くしっかりとした付き合いを、そうでもなければ最初からそれなりの付き合いしかしない。こうやって整理しなければ、私はきっとパンクしますから。

 というわけで、家庭の事情(永田さんのご家庭ほど複雑ではないですが…)や感覚的な部分が少し似るところがあっても、全く価値観の違う人。そういった永田さんのような人々から、たくさんの刺激を受けて、日々よりグレードアップした人間となり、いつかはふるい分けをしなくても大丈夫な人になりたいです。というような思いを抱く人に今作はめっちゃおすすめです!

 では、今日はここまで。また!

 

王道のよさ、漫画のよさ。

 

はい、またまたご無沙汰しておりました。

今日は前回の愚痴祭りとは、打って変わって本のレビューをさせていただきたいと思います。

では、今回はこれ!

 

(※一部ネタバレ注意!!)

田畠裕基さん『ブラッククローバー』(ジャンプコミックス集英社

 レベル:★★★★☆ 

 

 「最近のジャンプ面白くないよね?」「あ、わかる!」

 私が小中学生のあたりから 見ていた作品が、次々と消えていく中、聴こえてくるのがこの会話。いやあ、まあ正直その通りだなと私も思っていました。悲しいですけども。

 だって『NARUTO』『BLEACH』っていったら、『one-piece』に並ぶ超大作! そりゃあ、あれだけ続いた懐かし(20代の人々にとって)の物語が終わっちゃうとなれば、皆そうもいいます。どちらも絵柄が美しくて、見る人の目をめちゃくちゃ楽しませてくれましたしね。(個人的にはストーリーは微妙でしたね。絵がすごいから物語もすごく見えるよね的なもんだと思ってました。どれだけ偉いんだ私(笑))

 というわけで、今のジャンプ連載作品は微妙!!!というのが通説のようですが、私は一端ジャンプから距離を取って後、改めてジャンプを読んだところ、これ面白いんじゃね?と思えるものに出会いました。

 

それが、『ブラッククローバー』です!!

 

 物語と小道具の設定の、なんて秀逸なことか! これは明確な将来(ビジョン)を見据えて作られたイカした物語なのではなかろうか…!!とワクワクしてしまったのです。まずは簡単なあらすじを書きますね↓

~あらすじ~

 

 魔法が当然のように存在し、魔力の有無が人々の一生を左右する世界ー。孤児院で育った少年”アスタ”は、15歳という節目に、魔力を高めるための「魔導書(グリモワール)」の授与式に出向く。そこで幼馴染の”ユノ”は伝説の魔導書を手にするが、魔力が微塵もないアスタは手ぶらで帰る羽目に…。落ち込むアスタだったが、帰路にて、魔導書を狙われたユノを救おうと大奮闘! 敵の強力な魔法によって追い詰めらたその瞬間、アスタの目の前に焼け焦げた魔導書が現れて…!? 

 

 

 はい、簡単にざっくりと一話を紹介するとこんな感じです。最後の部分は詳細は省きます。なぜなら読んでほしいから(笑)

 けれども私こんなに推すに至る前、つまり、この物語の一話目を初めて読んだときは「えっ、なにこのジャンプの過去の物語の複合物」と思いました。そう、出会いは最悪でした。

 一話目から明らかにされている設定がね、なんとも「しつこい既視感」でいっぱいでした。主人公と宿命のライバルの設定が”孤児”(=『NARUTO』じゃん。)、主人公の性格と顔と動きが小さい巨人(=『ハイキュー』かな?)、その他の登場人物たちもそこはかとなく「どっかで見たような…」既視感がやばい(=『ハイキュー』、『銀魂』、『僕のヒーローアカデミア』)、エトセトラ。文句の付けどころのオンパレードでした。だから、もうこれ絵がきれいだけど見ないかな~…『僕のヒーローアカデミア』も単行本で買うし、そのほかもあんまりだしな~…と週一でジャンプ買うのも一時やめたんです。

 けれども、駐車券を2時間無料にするためになんとなく立ち寄った本屋で、なんとなく試しに『ブラッククローバー』の1巻買ってみるかなって気持ちになって、なんとなくペラペラと夜中に読んでみたんですよ。

 そしたら、なんだかワクワクしたんですよ!! 懐かしの王道感といい、女の子キャラのつるっとした線なのに弾力を感じる描かれ方だとか、女の子キャラの王道なカワイイ性格だとか(正直に言います。女キャラの、特にノエルの可愛さにやられました。こんなにカワイイと思えた女キャラ初めて。)、あとは女キャラの服のセンスがいいところとか。まあ、私の場合は女キャラが全般的に気にいったんです。はい。

 そう、私が『ブラッククローバー』に好感を抱いたきっかけは「キャラクター」でした。特に女キャラ。とりあえず作者に対して、私は女性に関わる美の感覚は近いものをもっているかもと感じたんです。で、そこから女性キャラの今後の服装と髪型と過去編が気になって買ったんです。

 そしたら、今度は3巻の半ば、4巻の後半、5巻すべてのストーリー展開が面白くなってきたんですよね!! 私好みのキャラクターがわんさか出てきたってのもありますが、それ以上に「魔導書(グリモワール)」とは何なのか、クローバー王国の歴史の全貌とはどのようなのものなのか、魔法史の真相とは?…と次々と突き詰めたくなる謎があふれて、読みたい欲求がグワッと押し寄せてきたんです! この先の展開をいかに非凡にするか、もしくはひねるか、といったところが肝かな。できれば、今の若い世代だとかが読んでいなさそうな小説の一部を改変してでもいいから、ワクワクできる謎の詰め込まれた物語を期待しています。

 今の展開の早さを途中で緩めても大丈夫なくらいになれば、個人的には嬉しいです。煮詰めすぎじゃね!?ぐらいにゆっくりと、「黒の暴牛」の仲間との深い絆の形成編を描いてほしいと思います。っていうか、今の展開の速さで主人公の認められ度が進みすぎると、違和感が凄まじそうだから…。なんか「バイト開始5分後に、突如、印象がガラリと変わった新人」みたいなスピードでの主人公の好感度アゲ展開ばかりだと、納得いかなさがすごすぎるんで…。(正直『NARUTO』もその傾向あったよな…だから苦手だったんだよ…あの漫画…というタイプの人間のいうことですので、あしからず。)

 で、こういった漫画作品そのものの面白さに惹かれたと同時に、全く別の部分に期待しています。それがアニメ化、なによりもゲーム化です。

 というのも、この物語の根本的な設定としてある「魔導書(グリモワール)」。これが現代社会でいうスマホと類似してますよね?(言い過ぎ感がすごい。)ね? みんな自分の持っているスマートフォンって、「魔導書」同様に中身が個々人によって当然異なります。カメラに特化したタイプもあれば、容量が大きいもの、動画再生がスムーズにいくものから、楽曲を超高音質で流せる代物まで多種多様。そういった現実世界との類似性っていうのは、その時代の読者を惹きつける何よりも重要な要因です。だって、読者はあるある!と思って読めるから共感できるし、作者からすればネタが身近にあふれていて困らないから。

 そして、一人一冊の「魔導書」っていう設定は、スマホを使ったAR的なゲームアプリの開発のしやすさも生むし、それ以上に今年の10月発売のVRゲーム機器用ソフトも開発しやすい…!のでは!!と思っているんです。できたら、めっちゃ楽しみ。

 

www.jp.playstation.com

 というわけで、私はブラッククローバーを推します! もっと魔導書の如何について詰めてくれることを願います…。

 

 と長々と面白さの理由を語ったところで、特に気に入った部分をお話ししましょう。

 ①シスコン鼻血先輩の巻

 なんだか、そこはかとなく『銀〇』の主人公を想起させる人物ーそれがシスコン鼻血先輩ならぬゴーシュ・アドレイ君です! 私、彼の容姿大好きです! 眉毛見えないのカワイイ!

 で彼の出自にまつわるお話が出てくるのが、単行本5巻に収録の39話。ここは序盤のギャグから結構気にってます。シスコンここに極まれり。いいですね~、同担拒否をはじめとする過激な思考の持ち主って画面越しに見るの楽しいですよね。画面越しにね。そういうのと同じ感覚でゴーシュ君見れるのが楽しい。あと、ここで登場する敵の魔法がいい「スノウ・フレンズ」ってやつなんですけど、怖かわいい。雪だるまたちが襲い掛かってくるんですけど、全部ゴーシュ君の妹への愛のパワーによって薙ぎ払われちゃってね、かわいそうですけどカワイイんだな。全く別のホラー話として書くのもありな感じの怖かわいさです。見てね(笑)

 

といったところですかね。え、好きなところってそれだけかい!ってツッコミが聴こえそうなんで言っときますと、これ以上のネタバレは控えます。だって読んでほしいから。読んでから自分で好きな部分を発見してください!

では、また!

 

最近のこと、大変なこと。

 

 

 「マウンティング」という言葉をご存知でしょうか?

 お読みになっている方の中には、「ええ…。今更、この言葉について話すのか…」とお思いかもしれませんし、なによりも「あ、なんか暗い話が来る予感…」と思っている方もいるかもしれません。

 けれども、どうかお願いします! 語らせてください…!

 ようやく、

「これがマウンティングか!!」

 と実体験で、具体的に理解できる機会があったので!!初体験です!!めっちゃ感動的!!

 「こんな女子いるかもしれないけど、私の周りにはいないよ~。むしろ私がそうならないように気を付けないといけない…」と思っていた過去の私をぶん殴りたい。

 マウンティング女子はマジでいる!! すごい普通にいる!! 身近に生息している!! と、もっと早くに理解していたのなら…。女の世界を渡る方法をもっとスムーズに理解できていたはずだった…。

 と、この通り、今更後悔しても遅いので早速実体験(※フェイクかなり入り)を書いて、自分なりの理解と解釈を記していければと思います!

 

 

 ~管理人の回想~

 

「私、顔に出ないんだよね~!」

 

 私がロッカールームから出た直後、先ほどまで楽しくおしゃべりしていた彼女の大きな声が聴こえた。どうやら、中でまだ着替えていた他の同僚と話しているらしい。その時点で、私はどこか不穏な空気を感じ取っていた。

 

 つい1か月前―。

研究室に所属した大学3年生という節目にあたって、コンビニのアルバイトを始めた。実家から30分という適度な距離感が魅力の職場だ。それ以外に、この勤務“地”には特別な良さはない。けれども、他のどの求人よりも「3時間以内勤務可」という勤務“条件”には引力があった。だから、すぐさま求人サイトに載せられていた番号に電話をかけたのだ。

 

「あ、新人さんですか? よろしくお願いします!」

 

 すぐさま面接、そして1週間後に採用の連絡をもらい、研修を受けに訪れたそのコンビニで初めて出会ったパートメンバーが、彼女―Aさんだった。第一印象は“さっぱり”。びっくりするほどに爽やかな雰囲気をもつ姿から、朗らかに、にこやかに、歓迎ムードを全面に押し出してくる彼女に、私は一瞬で惹かれた。ここを選んだ正解だった、と確信したほどだった。

 

「いや~、最近どんどん人が辞めちゃって困ってたんですよ! レジの経験あるんですよね? ほんと助かります!」

 

その後もしばらく、私の教育係として積極的に話かけてくれる彼女に、常々感謝していた。これからも仲良くしてもられば、と飲みに誘われれば応じ、機会があれば、こちらからも誘うよう努めていた。親密とまでは言わずとも、それに近い関係性を築き、清潔で健康的な仕事仲間になれている。そう、信じていた。

 

何か嫌な予感がしたのが、冒頭のロッカールーム。

暗雲が漂っていると確信したのは、その数日後のアルバイト全員での作業確認の場だった。

 

 「ねえ、教育係変わってよ」

 「は? なんでだよぉ」

 

 “ねっとり”―という言葉がしっくりくるような笑顔。

 常の“爽やかさ”と無縁のその表情に驚き、食い入るように見つめてしまった。Aさんの口元、目、手つきを。けれども、そのどれもが“ねっとり”との間に違和感を生み出してはいなかった。そう、いうならば、こっそりバケモノでも住んでいたのだろうか、というほどに、“ねっとり”は彼女のすべてのパーツとぴったり合わさっていた。

そして、私は自分の悪い予感が当たってしまったことに気付いてしまったのだ。化けの皮を剥がしたのか、いや、化けの皮が“在った”のかと。

 

 けれども、気づいたところで相手が止まってくれるわけではないのは、経験上知っている。そこで、次に私が考えたのは「私が何をしたか」だった。

 この思考回路は、幼い頃から母に咎められるのだが、癖となっていた。誰かが私を攻撃する。ならば私に原因があるのではないか。では、なにか相手を苛立たせる原因を“私”が作ったのではないか、と考え始める…。根っからの「自虐壁」だと、とある友人には言われたが、その通りなのだろう。半ば真面に動かない頭のまま、その場で凍り付いたように立ち竦み、自己分析を始めてしまい…―とは、今回はいかなかった。

 

(………?????)

 

 このときの私の頭を占めていたのは、ただただクエスチョンマークだけだった。なぜなら、なにも相手の苛立たせるようなことをした覚えがなかったからである。自分では気づいていないだけで何かしたのかもいれない、とは思った。けれども、いくら深く考えようとも、どれほど自虐的に考えても、何もした覚えはなかったのだ。

 

(???????????????)

 

 ひたすら、脳内にクエスチョンマークだけが浮かぶ中、その日の作業確認が始まってしまった。慌てて居住まいを正すも、集中できず。そこから、レジへ移動し、業務にいそしむ間も暇さえあれば、脳内のクエスチョンをぶつけるかのように、教育係として背後に立つAさんへと意識を向けてばかりいた。

 結局、その後、特別に嫌がらせを受けるでもなく、特別な問題を起こすでもなく、いつも通りに全員と会話をし、いつも通りに先に帰らせてもらったのであった。

 

 

~以上、回想終了~

 

これが事の顛末です。私自身、このときの自分の間抜けさに呆れていますが、仕事はきっちりミスも一切なくこなせたのでご勘弁ください。

で、改めて事のあらましを簡略に述べますと、「突如始まった、公然たるいやがらせ(?)にびっくりするしビビるも、原因不明すぎてビクつかないで対応できた私」でした。なんていうか、この日は最終的に本当に意味が分からなかったんですよね。

寝るまでひたすら、(??????????????????????)

でした。いや、まじで。

で、改めてじっくり小一時間ほどだけ考え直してみたところ、いくつか相手を苛立たせているかもしれない(可能性小というか「こんなことに難癖つけてるなら、お門違いかも…?」レベルのこと)問題はあるにはありました。

 それは「勤務”条件”」です。

 これ、実は私だけに当てはまる条件でして。募集かけても人がこないので、店長が人を呼ぶために新たに設定した条件だったんですよね。で、私以外はきっちり3時間以上勤務なんです。これは、ちょっと「早く帰りやがって…」的な思いが出てきてもしょうがないかも…と考えたのです。

 けれども、この条件にきっちり則って勤務しているのにはわけがあるんです。それは、私の通う大学が自宅からかなり遠い上に朝早くから講義&研究室所属後はほぼ連日実験があるので、短時間勤務&早く帰って勉強しないとやってられない。それに店長には面接時からOKもらっていますし、アルバイトの方々はその状況を知っているんですよね(一人に話したら、全員に伝わるようなムラのような環境で、かつこの勤務&早上がりの理由については、私がみんながいる場所でお話ししました。正直、こんな伝達速度全員/一時間の環境なんて初めてでビビりました。つうか、「ありえねえ」と思いました)。で、みんなしょーがないよ!と言ってたわけです、表面的には。ていうか、イラつかれても困る…。だって、その条件でOK&採用してもらったんです。いや、まあイラつくかもしれないですけど…いやいや…と思ってます。

 といった考えの末、やはり原因は私の思考では及ばない領域にあるのではないか…?といろいろと本を読み漁った結果、「Aさんがマウンティング女子」説が浮上したわけです。

 では、まず「なぜ、この説に到達したのか」ということからお話しさせていただきます。

 理由:

 ①Aさんと話していた、男性アルバイト(最長勤務者)が手慣れた様子で受け答えをしていた。

 ②かつてAさんは同様のいやがらせをかつていたバイトのメンツから受けたことがある。

 ③他のアルバイトの方々は、当然ですが皆私に対して普通に受け答え&むしろ積極的にAさんとの間に立つようにして私に話しかけてきた。

 箇条書きでまとめましたが、これが私の理由です。②に関しては根拠としては薄いかと思いますが、③は結構な論拠だと思ってます(勝手な解釈(笑))。

 で、「マウンティング女子」だという仮説的結論へと向かう過程をば。

1)(上記の理由<特に③>から)Aさんはこうした行為を何度かしているorこうした状況がこのコンビニでは起きていた結果、Aさんも染まった

2)こうした状況が「女子の間では日常茶飯事で起きるよね」と女子アルバイトKさん他がAさんがいない間に、全く関係な話を装って(たかな?)なぜか話してくれた

3)自宅で熟考&久々に会った友人とその話をした結果、「ああ、いるね。マウンティング女子&恒例行事」と言われた

4)自宅で「マウンティング女子」を検索、結果、Aさんを「マウンティング女子」と判定

 というわけで「マウンティング女子」とはこれか!!!と相成ったわけです。

 

 ちょっと途中を省きすぎたので書き足しますと、

①Aさんはコンビニでは「陽気なキャラ」&「天然キャラで通っている」

→でも実は違い、元は暗く考えがちなタイプだった模様

=(私自身も暗めなタイプなのでわかりますが)皮を被ると警戒心が増して、相手をいつも以上に試したくなる

②組織内の女子の恒例行事として、相手の反応を試すべく「公然たるいやがらせ」が多少行われる。それの典型的なパターンにかなり似通っている。

=相手のリアクションを見て、上下関係を測定するそうです。びくびくしたら”下”、特別反応しないなら”留保”、笑い飛ばすなど攻めに入れば”上”という感じに。正直に言います、よくわかりません。そんなことしなくとも…仲良く健康的な関係を築いた方が絶対に職場にとっても、精神的にも効率的&楽だて…。

 

といった感じで、初マウンティング女子発見譚でした!

長々と失礼したしました!

 

 

 

恋愛観、結婚観。

 

本を読むといろんなことを考えるきっかけになって、助かります。親や周囲の人間からは学べなかったことも学べますしね。

というわけで、今日も読んだ本について書きます。テーマは「恋愛観、結婚観、あほらしくなる。」です。

 

(※一部ネタバレ注意!)

 

貫井徳郎さん『崩れる 結婚に、まつわる八つの風景』(角川文庫)

  レベル:★★★★☆

崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)

崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)

 

 

  「ケッコン、怖イヨ…シタクナクナルヨ…イヤ、デモ、一生ヒトリモ怖イヨ…」

 みなさん、結婚願望ある女性ってのは、それなりに多くいらっしゃるかと思います。特に、実家がとても安心する方なんかはそうじゃないですか?(これは私見ですが。)で、そんな皆さんの夢をぶっ壊すような短編が揃ってます。雁首そろえて待ってます。私はなんで買ったんだろうか…と半ば後悔しつつも、面白くて最後まで読んじゃいました。んで、結婚したくないような気分になったけど、やっぱ独り身はいやだなと思いました。

 この手の「結婚なんかよくないぜ話」、最近よく見かけますね。芸能人の不倫騒動が連日テレビで話されるようになってからは、友人との間でもこういった話で盛り上がりました。

 だからこそ、きっと”今”この本は楽しんで読めます、絶対に。また一度でも結婚を真剣に考えてみたことがある方なら、特に興味を持ってスイスイ読み進められるかと思います。ちなみに書店でこの本を手に取ってらしたのは、基本20代の女性、男性、例外おじさまって感じでした。

(※ネタバレ)

 私の特にお気に入りの話は、表題作の「崩れる」ですね。

 結婚後にロクデナシだと明らかとなった旦那と、ロクデナシ予備軍と化した息子と、猛暑。せっせと働いても、報われず、蔑ろにされ、空虚な日々。こんな世界で”妻”とは、”母”とはどうして正常でいられるのか…。

 私はとりあえず毎日洗濯と掃除だけは、家にいるときはしてます。せっせと働きます。これマジで大事。お母さんは召使じゃないんですからね、当然です。

 で、これを読んで悲しくなったんで、ちょっとぐらい夢見ていいよねと、Kodalineの「High Hopes」を聞きました。しんみりしながら、安心できました。おススメです。

 


Kodaline - High Hopes (Acoustic from Paris)

 

②米代恭さん『あげくの果てのカノン』(ビックコミックス、小学館

  レベル:★★★★★

あげくの果てのカノン(1) (ビッグコミックス)

あげくの果てのカノン(1) (ビッグコミックス)

 

 

spi-net.jp

 

  で、恋愛ものを読みたくなって漫画喫茶で、少女漫画の棚をウロウロとしていましたらね、こんないい作品を見つけましたよ!!チョーうれしい!!やっと書籍の形で見つけられた!!!(実は「マンガワン」で先に読んで、その存在も、1話、2話の内容も知ってました。)

 なぜか自宅から電車で1時間圏内には無かった、この1冊。ほんとサイコーに純粋に狂ってていいです。簡潔にこの物語の内容を述べるなら、「SFラブサスペンス」ですかね。

 アオリは、

「ストーカー気質メンヘラ女子の恋の暴発、待望の1集。」

  となっており、超絶内気なメンヘラ主人公・かのん(ここで意図せずホラー的な話)が何故かかわいい!! だって、メンヘラストカーってこの世で一番恐ろしい人種だと思うのに、なぜか健気に見えるこの視点からしてまずおかしい!!のがサイッコーに楽しいです。読んでください。話はそこからだ。

 

(※以下ネタバレあり)

 で、ここでの恋愛観。「正直不倫してしまいたいほど、先輩に恋してる」”かのん”ちゃんに言いたいのは、「結局先輩のどこが好きなの? 顔なの? 結局は顔なの?」ということ。

 しょっぱなから先輩を「大好き好き好き好き好き好き」という呪い並みの勢いで、先輩のスクラップやら盗聴した声で大興奮している彼女。(可愛いけど、ドン引きされるよ。)けれども先輩は人体の「修繕」を繰り返した影響で、日に日に人格や好みが変化してしまっている…。たくさんの違和感を”かのん”ちゃんも感じ取ってはいるのですが、最終的には「先輩かっこいい…♡」で締めくくる。如何なものか…。

 要はかのんちゃんは「憧れていた先輩」と「今の先輩」にズレがあるのがわかっているのに、高校卒業後も、まだ恋をしている…。やっぱり恋愛ってのは他人の介入あってこそだなと思います。だって、これ、”かのん”ちゃんは「恋する自分がかわいくて、変わってしまった先輩をまだ好きなまま、諦めてない感じしかしない」からです。憧れの妄想に浸ったまま、抜けださないでいようと足掻いている。

 恋愛中は、やっぱり友人だとか自分の恋愛に関係のない人に、ちゃんと気持ちを聞いてもらって良し悪しを見てもらう、もしくは整理し続けないと、メンヘラになるのかな…こわ…と思いました。もつべきものは友達ですね…。

 もう一つ学んだのは、顔から好きになる恋愛も案外悪くないのかなということです。だって、人って中身も何かの折に結構変わっちゃうから。それなら老けてもかっこよくなりそうな顔のひとを選ぶ方が、結婚後の苛立ちの要素が減るじゃないですか。そりゃ、性格がマジで悪いのは勘弁ですが。でも、性格が劇的に変わらない人を探すのは難しいと思います。外面よし男もいますしね。あと物語にも登場してましたが、他人のことをぺらぺら話す人、とやかく文句つけて集団になって笑う人は、どの世界でもいやですね。

 ま、結婚相手の選び方は人それぞれでいいってことですね。性格で選べだ、顔で選ぶとかどうかと思うだ、喧しいわ!ってことですね。納得。ま、こんな感じでした。

 

 あ、あと、絵がとってもきれいで温かい感じなのも、いいです。ストーリーと登場人物とのギャップがね。

 今回は音楽は特に聞かなかったですね。物語だけで満腹です。強いて言うなら、さユりの「ミカヅキ」かamazarashiの「スピードと摩擦」とかなら合うかも?


20150825 さユり ミカヅキフラゲ日

www.youtube.com

 なんか私の趣味でしかないかもですが、この2曲ともいいですよ。

 「知らない世界」って雰囲気がでまっくてて〇です!

 

 

早速。

 

ここのところ、いろいろな本を読んだので紹介を兼ねて書きます。

※一部ネタバレ注意!

 

小野不由美さん『鬼談百景』(角川文庫)

鬼談百景 (角川文庫)

鬼談百景 (角川文庫)

 

 

 ・個人的面白さレベル(5段階評価):★★★★★

 「久々に怖い話が読みたい。ドロドロでめちゃめちゃな感じのやつ」

 と思い、手に取りました。ドロドロでめちゃめちゃではないですが、ゾクッとくる怖さがあり個人的には大満足です。久々にホラーに回帰するきっかけとなりました。

 内容は、ずばり怪談話全99話! それぞれが独立した話であり、登場人物も語り手も異なり、舞台も学校、夜道、山奥など、さまざまです。言い換えるならば、「本当にあった怖い話」の小説版といったところでしょうか。

 時折、拍子抜けするようなカワイイ怪談もあり、始終「なんとなく背後が気になるゾ…ゾクゾクするぞ…夜中トイレ行けない…」といった心配をしなくてもいいので、家で一人ぼっちでもたいていの人は読めそうです。(「緩急をつけた怖い話の読み方」もあるとも発見!)

(※一部ネタバレ)

 ちなみに私一番のお気に入りは「雨女」です。

 雨降る帰り道、傘をさして歩いていたら、後ろに気配を感じて、ちらりと見れば綺麗な女の人の足が見える。なんか、もうこの時点で怖いんですけど、突如、その女の人が隣に来てて、傘の下からのぞき込まれたらビビるビビる。普通にビビる。ここではマジの幽霊がやってようですが、「これ人間だったらもっと怖くね…?」とも思いました。

 てな感じで、いい感じにトリハダ系話が揃ってます。

 直後に、フレデリックの「オンリーワンダ―」(ロック?です)を聴いて、気分和ぎらわせるとちょうど良いかもです。

 


フレデリック「オンリーワンダー」MusicVideo / frederic“ONLYWONDER”

 稲川淳二さんのあとがきがあったのも高評価の一因です。

 

木原浩勝さん『九十九怪談 第七夜』(角川文庫)

九十九怪談 第七夜 (角川文庫)

九十九怪談 第七夜 (角川文庫)

 

 

 ・レベル:★★★☆☆

 「…は?」

 読んだ感想はこれです。「え…?(笑)」でもいいかもしれません。

 ホラーでも怪談でもなく、最早笑い話です。※一部ネタバレしますと、下着とる幽霊とかが出てきた瞬間、吹き出しました。一切怖がれなかった…。それが終始続きます(基本)。いっそ爆笑して読めるホラーという新ジャンルなのかもしれません。

 上の小野さんの作品から怪談小噺集読みたいと思って買ったので、なんか違った(笑) ということで評価は低くなりましたが、「期待を裏切られてムカムカ」とはしなかったです。いい意味でいろいろ期待を裏切ってくれた話があったですかね。

 あと、すごく読みやすい。小中学生も難なく読めると思います。最近の子はきっと保護者に怪談を聞かされることも滅多にないでしょうから、はじめてのホラーとしておススメです。「怪談こわいよー読めないよーふえーん(´;ω;`)」というタイプの方も読んでみてください。

 ちなみにこれを読んだときは、カノエラナの「恋する地縛霊」を聴いてました。なんだかしっくり来るんですよね~。ポップ感かな?


カノエラナ/“恋する地縛霊”ミュージックビデオ Short Ver.

 

 今回はここまでです。さようなら、また今度。

 

徒然。

いろいろなブログに挑戦するも長続きしません。

なぜなら、ほれぼれとして使い続けたいと思える手軽なデザインがないから。

それは自分で作ろうぜと思うかもしれませんが、如何せんやる気が起きないのです。そういう手間暇かけることに。自分でもあきれています。

でも、このはてなブログは前々から結構すきなデザインだなー、そろそろ時間ができるしやってみっかなーということで、始めました。よろしくお願いします。

で、ここでは読んだ本についてちょっとずつ書いたり、不思議だなあと思うことを悩んでみたり、いろいろします。ほんといろいろ。

まあ、雑多なブログなので時折いろんな人の地雷を踏み抜くようなことをするかもしれません。そんでもって結構ヒネクレテイルのでイライラさせるかもしれません。

それでも良いという方のみが見て、読んで、笑ってくれればと思います。