すきかって。

自由気ままに思うままに書くブログ。

最近のこと、大変なこと。

 

 

 「マウンティング」という言葉をご存知でしょうか?

 お読みになっている方の中には、「ええ…。今更、この言葉について話すのか…」とお思いかもしれませんし、なによりも「あ、なんか暗い話が来る予感…」と思っている方もいるかもしれません。

 けれども、どうかお願いします! 語らせてください…!

 ようやく、

「これがマウンティングか!!」

 と実体験で、具体的に理解できる機会があったので!!初体験です!!めっちゃ感動的!!

 「こんな女子いるかもしれないけど、私の周りにはいないよ~。むしろ私がそうならないように気を付けないといけない…」と思っていた過去の私をぶん殴りたい。

 マウンティング女子はマジでいる!! すごい普通にいる!! 身近に生息している!! と、もっと早くに理解していたのなら…。女の世界を渡る方法をもっとスムーズに理解できていたはずだった…。

 と、この通り、今更後悔しても遅いので早速実体験(※フェイクかなり入り)を書いて、自分なりの理解と解釈を記していければと思います!

 

 

 ~管理人の回想~

 

「私、顔に出ないんだよね~!」

 

 私がロッカールームから出た直後、先ほどまで楽しくおしゃべりしていた彼女の大きな声が聴こえた。どうやら、中でまだ着替えていた他の同僚と話しているらしい。その時点で、私はどこか不穏な空気を感じ取っていた。

 

 つい1か月前―。

研究室に所属した大学3年生という節目にあたって、コンビニのアルバイトを始めた。実家から30分という適度な距離感が魅力の職場だ。それ以外に、この勤務“地”には特別な良さはない。けれども、他のどの求人よりも「3時間以内勤務可」という勤務“条件”には引力があった。だから、すぐさま求人サイトに載せられていた番号に電話をかけたのだ。

 

「あ、新人さんですか? よろしくお願いします!」

 

 すぐさま面接、そして1週間後に採用の連絡をもらい、研修を受けに訪れたそのコンビニで初めて出会ったパートメンバーが、彼女―Aさんだった。第一印象は“さっぱり”。びっくりするほどに爽やかな雰囲気をもつ姿から、朗らかに、にこやかに、歓迎ムードを全面に押し出してくる彼女に、私は一瞬で惹かれた。ここを選んだ正解だった、と確信したほどだった。

 

「いや~、最近どんどん人が辞めちゃって困ってたんですよ! レジの経験あるんですよね? ほんと助かります!」

 

その後もしばらく、私の教育係として積極的に話かけてくれる彼女に、常々感謝していた。これからも仲良くしてもられば、と飲みに誘われれば応じ、機会があれば、こちらからも誘うよう努めていた。親密とまでは言わずとも、それに近い関係性を築き、清潔で健康的な仕事仲間になれている。そう、信じていた。

 

何か嫌な予感がしたのが、冒頭のロッカールーム。

暗雲が漂っていると確信したのは、その数日後のアルバイト全員での作業確認の場だった。

 

 「ねえ、教育係変わってよ」

 「は? なんでだよぉ」

 

 “ねっとり”―という言葉がしっくりくるような笑顔。

 常の“爽やかさ”と無縁のその表情に驚き、食い入るように見つめてしまった。Aさんの口元、目、手つきを。けれども、そのどれもが“ねっとり”との間に違和感を生み出してはいなかった。そう、いうならば、こっそりバケモノでも住んでいたのだろうか、というほどに、“ねっとり”は彼女のすべてのパーツとぴったり合わさっていた。

そして、私は自分の悪い予感が当たってしまったことに気付いてしまったのだ。化けの皮を剥がしたのか、いや、化けの皮が“在った”のかと。

 

 けれども、気づいたところで相手が止まってくれるわけではないのは、経験上知っている。そこで、次に私が考えたのは「私が何をしたか」だった。

 この思考回路は、幼い頃から母に咎められるのだが、癖となっていた。誰かが私を攻撃する。ならば私に原因があるのではないか。では、なにか相手を苛立たせる原因を“私”が作ったのではないか、と考え始める…。根っからの「自虐壁」だと、とある友人には言われたが、その通りなのだろう。半ば真面に動かない頭のまま、その場で凍り付いたように立ち竦み、自己分析を始めてしまい…―とは、今回はいかなかった。

 

(………?????)

 

 このときの私の頭を占めていたのは、ただただクエスチョンマークだけだった。なぜなら、なにも相手の苛立たせるようなことをした覚えがなかったからである。自分では気づいていないだけで何かしたのかもいれない、とは思った。けれども、いくら深く考えようとも、どれほど自虐的に考えても、何もした覚えはなかったのだ。

 

(???????????????)

 

 ひたすら、脳内にクエスチョンマークだけが浮かぶ中、その日の作業確認が始まってしまった。慌てて居住まいを正すも、集中できず。そこから、レジへ移動し、業務にいそしむ間も暇さえあれば、脳内のクエスチョンをぶつけるかのように、教育係として背後に立つAさんへと意識を向けてばかりいた。

 結局、その後、特別に嫌がらせを受けるでもなく、特別な問題を起こすでもなく、いつも通りに全員と会話をし、いつも通りに先に帰らせてもらったのであった。

 

 

~以上、回想終了~

 

これが事の顛末です。私自身、このときの自分の間抜けさに呆れていますが、仕事はきっちりミスも一切なくこなせたのでご勘弁ください。

で、改めて事のあらましを簡略に述べますと、「突如始まった、公然たるいやがらせ(?)にびっくりするしビビるも、原因不明すぎてビクつかないで対応できた私」でした。なんていうか、この日は最終的に本当に意味が分からなかったんですよね。

寝るまでひたすら、(??????????????????????)

でした。いや、まじで。

で、改めてじっくり小一時間ほどだけ考え直してみたところ、いくつか相手を苛立たせているかもしれない(可能性小というか「こんなことに難癖つけてるなら、お門違いかも…?」レベルのこと)問題はあるにはありました。

 それは「勤務”条件”」です。

 これ、実は私だけに当てはまる条件でして。募集かけても人がこないので、店長が人を呼ぶために新たに設定した条件だったんですよね。で、私以外はきっちり3時間以上勤務なんです。これは、ちょっと「早く帰りやがって…」的な思いが出てきてもしょうがないかも…と考えたのです。

 けれども、この条件にきっちり則って勤務しているのにはわけがあるんです。それは、私の通う大学が自宅からかなり遠い上に朝早くから講義&研究室所属後はほぼ連日実験があるので、短時間勤務&早く帰って勉強しないとやってられない。それに店長には面接時からOKもらっていますし、アルバイトの方々はその状況を知っているんですよね(一人に話したら、全員に伝わるようなムラのような環境で、かつこの勤務&早上がりの理由については、私がみんながいる場所でお話ししました。正直、こんな伝達速度全員/一時間の環境なんて初めてでビビりました。つうか、「ありえねえ」と思いました)。で、みんなしょーがないよ!と言ってたわけです、表面的には。ていうか、イラつかれても困る…。だって、その条件でOK&採用してもらったんです。いや、まあイラつくかもしれないですけど…いやいや…と思ってます。

 といった考えの末、やはり原因は私の思考では及ばない領域にあるのではないか…?といろいろと本を読み漁った結果、「Aさんがマウンティング女子」説が浮上したわけです。

 では、まず「なぜ、この説に到達したのか」ということからお話しさせていただきます。

 理由:

 ①Aさんと話していた、男性アルバイト(最長勤務者)が手慣れた様子で受け答えをしていた。

 ②かつてAさんは同様のいやがらせをかつていたバイトのメンツから受けたことがある。

 ③他のアルバイトの方々は、当然ですが皆私に対して普通に受け答え&むしろ積極的にAさんとの間に立つようにして私に話しかけてきた。

 箇条書きでまとめましたが、これが私の理由です。②に関しては根拠としては薄いかと思いますが、③は結構な論拠だと思ってます(勝手な解釈(笑))。

 で、「マウンティング女子」だという仮説的結論へと向かう過程をば。

1)(上記の理由<特に③>から)Aさんはこうした行為を何度かしているorこうした状況がこのコンビニでは起きていた結果、Aさんも染まった

2)こうした状況が「女子の間では日常茶飯事で起きるよね」と女子アルバイトKさん他がAさんがいない間に、全く関係な話を装って(たかな?)なぜか話してくれた

3)自宅で熟考&久々に会った友人とその話をした結果、「ああ、いるね。マウンティング女子&恒例行事」と言われた

4)自宅で「マウンティング女子」を検索、結果、Aさんを「マウンティング女子」と判定

 というわけで「マウンティング女子」とはこれか!!!と相成ったわけです。

 

 ちょっと途中を省きすぎたので書き足しますと、

①Aさんはコンビニでは「陽気なキャラ」&「天然キャラで通っている」

→でも実は違い、元は暗く考えがちなタイプだった模様

=(私自身も暗めなタイプなのでわかりますが)皮を被ると警戒心が増して、相手をいつも以上に試したくなる

②組織内の女子の恒例行事として、相手の反応を試すべく「公然たるいやがらせ」が多少行われる。それの典型的なパターンにかなり似通っている。

=相手のリアクションを見て、上下関係を測定するそうです。びくびくしたら”下”、特別反応しないなら”留保”、笑い飛ばすなど攻めに入れば”上”という感じに。正直に言います、よくわかりません。そんなことしなくとも…仲良く健康的な関係を築いた方が絶対に職場にとっても、精神的にも効率的&楽だて…。

 

といった感じで、初マウンティング女子発見譚でした!

長々と失礼したしました!